家事代行は外出時でも利用できるか｜3社のサービスを比較

家事代行を利用すると、スタッフがてきぱきと動いて、あっという間にキレイにしてもらうことができます。

コロナ禍で在宅勤務が増えたとはいえ、家事代行をお願いしている間に外出する必要が出てくることもあるでしょう。

家事代行は外出時でも利用できるの？という疑問を解消すべく、カジー、タスカジ、キャットハンドの3社をピックアップして、調べてみました。

いずれも外出時でも家事代行サービスを利用することが可能です。

鍵の預け方、鍵の紛失時の補償、注意点などを詳しくまとめました。

3社の外出時のサービス利用を比較

カジー、タスカジ、キャットハンドの3社の家事代行サービスを比較してみました。

3社の家事代行サービスについては、以下の記事でご紹介していますので、よろしければどうぞ。

参考家事代行CaSy (カジー)の体験談｜ビフォー・アフターの画像つき

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参考家事代行タスカジの5つのメリット【他社とは違うシステムとは？】

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参考家事代行キャットハンドのメリット3選｜デメリットも

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家事代行サービスを外出時に利用する方法として、以下の2パターンが考えられます。

1. 利用者が終始不在のときに、家事代行スタッフに自分で鍵を開けて作業してもらう
2. 利用者が在宅時に、家事代行スタッフに来てもらい、途中不在にする

いずれのパターンでも、カジー、タスカジ、キャットハンドの3社では問題なく利用ができます。

外出時に家事代行を利用するときのメリットとデメリットを挙げてみました。

メリット
・(利用者目線) 時間の有効活用 (外出の用事を済ませられる・外出を楽しめる )
・(スタッフ目線) 心置きなく作業できる
・(利用者目線) 作業の進め方を気にしないで済む

デメリット
・貴重品の管理が必要
・あらかじめ作業の指示が必要

デメリットの2点をクリアできれば、家事代行サービスを利用しながら、時間を有効活用できそうですね。

初めに、カジー、タスカジ、キャットハンドの3社について、外出時の家事代行サービスの利用が可能かどうか、外出時の作業にまつわる情報を調べました。

項目	カジー		タスカジ	キャットハンド
ビジネスモデル	CtoBtoC (個人⇒企業⇒個人)		CtoC (個人⇒個人)	BtoC (企業⇒個人)
鍵預かり	OK		OK	OK
鍵預かり利用料	郵送・ Keycafe SmartBox	1,080円(税込)/月	無料	無料
	bitlock	220円(税込)/月
セキュリティ	○		△	○
				鍵預かり証を発行 金庫にて保管
鍵紛失の補償	あり ※これは安心		なし ※これは残念	記載なし
鍵を預ける ときの前提	※カジーの項目参照		スタッフと利用者間で信頼関係を築く	定期プランを利用 (トライアルやスポットでは利用不可)

カジーでは鍵預かりオプションは有料で、一方タスカジやキャットハンドでは無料となっています。

タスカジは、スタッフと利用者間で信頼関係を築いた後に、鍵を預けることを推奨しており、会社が鍵の預かりに関与しないため無料であるとも言えそうです。

キャットハンドは、大いに会社が鍵の預かりに関与していますが、無料なのは嬉しいですね。

カジーでは、2022年6月1日 (水) からのサービス実施分より、価格が改定され、鍵預かりオプションが1,078円から1,080円になりました。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

家事代行カジーが価格改定により約150円アップ｜オトクな利用方法

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以下のセクションで、各社の鍵預かりオプションについて詳しくみていきます。

カジー

カジーでは、鍵を預けるための3つのオプションが用意されています。

郵送というアナログな方法のみならず、デジタルな方法も用意されているのが注目ポイントでしょう。

1. 郵送

その名の通り、カギそのものを郵送するというもので、一番オーソドックスな方法です。

利用手順：

1. (利用者) 申し込み時に、鍵預かりオプションを選択し、CaSy本部に鍵を郵送する
2. 本部からスタッフへ鍵を受け渡し
3. スタッフは鍵を自宅で保管し、毎回サービス時に鍵を持参する

メリット：
初期投資が不要
開錠できない可能性がとても低い

デメリット：
紛失の恐れ・合鍵を作製される恐れ
スペアキーを用意する必要がある
4日前までに、CaSy本部へ郵送で鍵の預け入れが必要

2. Keycafe Smartbox

聞き慣れないサービスですが、コンビニやコインランドリーに設置してある鍵用コインロッカーで、鍵の受け渡しをするものです。

Keycafeのウェブサイトはこちらです。

日本では、サービスが利用できるのが大阪、東京、沖縄、福岡のみとなっています。

試しに、東京の利用可能な拠点を調べてみると、以下の通りでした。

私は都内在住ですが、自宅周辺には残念ながらKeycafe Smartboxの拠点はなさそうでした。

自宅近くに拠点があるなら、利用してみたいですね。

Keycafe Smartboxについては、2022年4月時点の情報です。最新情報はKeycafeのウェブサイトでご確認ください。

利用手順：

1. (利用者) 申し込み時に、鍵預かりオプションを選択し、専用キーボックス「Keycafe Smartbox」に鍵を預け入れる
2. スタッフは、専用キーボックス「Keycafe Smartbox」から鍵を取り出して、利用者宅へ向かい作業
3. 作業後、専用キーボックス「Keycafe Smartbox」へ鍵を返却

メリット：
紛失や合鍵作製のリスクは低い (郵送の場合と違ってスタッフが保管しないため)
初期投資が不要
開錠できない可能性がとても低い

デメリット：
利用できる場所が少ない
スペアキーを用意する必要がある
4日前までに、Keycafe Smartboxへ鍵の預け入れが必要

3. bitlock

最後に、bitlockですが、これはスマートロックのひとつで、唯一のデジタル方式によるロック方法です。

聞き慣れない名称ですが、玄関ドアの内側に、鍵を覆うように端末を専用テープで取り付け、スマートフォンで開錠するというものです。

なお、bitlockには、bitlock miniとbitlock LITE2があります。

項目	bitlock MINI	bitlock LITE2
料金	サブスク方式 ・年5,980円 ・月550円	買取方式 (本体はAmazonで3,000円ほど) ※ただし、13ヵ月目以降は、サポート費用として月額396円 or 年額3,960円のサブスク方式になる

利用手順：

1. bitlock端末を自宅鍵に取り付け、同期する
2. (利用者) 申し込み時に、鍵預かりオプションを選択し、bitlockにチェックを入れる
3. 画面の指示に従ってbitkeyアカウント連携を行う
4. 一時利用のみ可能なチケットを担当キャストへ発行する
5. スタッフはそのチケットで開錠し、作業⇒退出する

メリット：
1回の利用料が税込220円と安価
1回ごとなのでより安全
鍵の紛失の心配がない

デメリット：
初期投資が必要
充電が必要
集合住宅の共用エントランスがある場合は、bitlockのみでは利用不可。エントランスには別の端末が必要なため (bitlock GATE)

端末自体が電池切れだと機能しない点は、注意する必要があります。

お客様によるチケットの送付忘れや、bitlock本体の電池切れ等、キャストに因らない事象によって入室できなかった場合にはお客様都合による有料キャンセルとなります。

鍵預かりオプションについて > 注意事項 > bitlock

なお、鍵の紛失は保険の適用範囲内となっています。

キャストの故意または過失によって、CaSy家事代行サービスに伴い預かったお客様の鍵を紛失した場合、加入している賠償責任保険に基づき、保険の適用をいたします。

鍵預かりに関わる補償

デメリットの3つ目にあるように、集合住宅で共用エントランスでも開錠が必要な場合は、bitlockのみでは利用できません。別途bitlock GATEが必要になります。

※無料で登録できます！1,000円オフのクーポン⇒ vAtzm

タスカジ

タスカジのビジネスモデルは個人間契約なので、運営会社は鍵の預かりに関与しないという図式になっています。

鍵の預け方についても特に規定があるわけではなく、上記の比較表でご紹介した通り、利用者がスタッフに鍵を預ける際には「十分な信頼関係を構築すること」が求められています。

利用者とスタッフのやり方に任されているという自由度がある一方で、何かトラブルがあった場合は、二者間での解決をすることが求められています。

なお、鍵の紛失や依頼者不在時のトラブルは、補償対象外です。

鍵の紛失や依頼者不在時のトラブル、その他タスカジさんによる家事代行業務に起因もしくは関連して生じる、またはその疑いのある、トラブルまたは依頼者もしくはタスカジさんに生じた損害については、家事代行業務委託契約の当事者であるタスカジさんおよび依頼者の間で自己の責任において解決するものとし、当社は一切の責任を負いません。

依頼者利用規約 > 第5条 家事代行業務の内容 > (7)

キャットハンド

キャットハンドでは、鍵預かりオプションは、以下のプラン以外で無料で利用することができます。

・猫の手掃除トライアル(初回のみ）
・猫の手料理トライアル(初回のみ）
・猫の手スポット（料理又は掃除）
・猫の手スポット（料理と掃除どちらも）

つまり、定期プランすべてに鍵預かりオプションが含まれています。(追加料金なし)

また、鍵そのものを預ける方式のみ提供されていますが、

・鍵預かり証を発行
・金庫にて保管

という点から、他2社のサービスよりは安心感があります。

【家事代行サービスのキャットハンド】 はこちらから

不在時家事代行サービスを利用する際の注意点

鍵を預けて外出した状態で家事代行サービスを利用するにせよ、サービス開始後に外出するにせよ、いくつか知っておくべき注意点がありますので、あわせてご紹介しますね。

貴重品の保管方法に注意

トラブルとならないように、外出時には貴重品は鍵のかかる部屋、もしくは机や金庫に保管しておきましょう。

ノートパソコンなども、ケンジントンロックなどを利用するのがいいですね。

入室・退出がスムーズに行えるように注意

鍵を預けてスタッフに入室してもらうときも、最初は在宅してスタッフを迎えるときも、入室・退出ともにスムーズに行えるように注意する必要があります。

開錠の仕方にもよって注意すべき点は異なってきます。

また、サービスの途中で外出する際は、サービス終了時には必ず在宅するのが望ましいです。

たとえばカジーは、施錠なしで帰宅する旨と、鍵預かりオプションを利用していない場合の損害は、補償対象外である旨、利用規約に明記してあります。

会員が鍵預かりオプションを利用していないサービスについて、サービス終了時刻に会員不在であった場合で特段の指示がない時には、施錠無しでキャストは帰らせていただきます。なお、施錠する等の特段の指示の有無にかかわらず、鍵預かりオプションを利用していない場合に会員に生じた損害については、弊社は責任を負わないものとします。

CaSy利用規約 > 第18条 損害賠償 > 4.

最終確認をするのがオススメ

これは必須というわけではありませんが、外出していてもサービス終了の時間には帰宅して、スタッフの仕事を確認するのがオススメです。

あとで「こうしてほしかった」と言ってもどうすることもできません。

その日のうちに期待通りの状態に持っていけたら、利用者もスタッフもスッキリした状態で終われるはずです。

家事代行は外出時でも利用できるかのまとめ

カジー、タスカジ、キャットハンド3社についての外出時の家事代行サービスは可能かについてまとめました。

3社とも、利用者が外出してもサービスを利用することは可能であることが分かりました。

ただ、鍵を預ける方法はカジーの場合は3種類 (郵送、Keycafe Smartbox、bitlock) あり、3社それぞれに、補償内容などに特長があることがわかりました。

鍵を預けることのリスクはありますが、そのリスクを理解した上で、便利に家事代行サービスを利用したいところです。

【CaSy】 はこちらから