家って住んでいるだけで汚れていきますよね。
窓を開ければホコリが入ってくるし、料理をすればコンロに油が飛び、お風呂に入れば浴槽に湯垢が、鏡にはウロコがつきます。
合成洗剤は汚れ落ちという点ではとても優れていますが、環境には必ずしも良いものではありません。
合成洗剤の使用は少なければ少ないほど良いのですが、完全にゼロにするのはなかなか難しいですよね。
ゼロにするのは難しいけれど、少しでも減らせたら環境にもやさしいし、環境にやさしいということは、人の体にもやさしいということになります。
そこでオススメなのがナチュラルクリーニング、つまり合成洗剤を一切使わない掃除方法です。
ナチュラルクリーニングのメリット:
・環境にやさしい
・手が荒れない
・少量で済む
いいことばかりではなく、デメリットも挙げます。
ナチュラルクリーニングのデメリット:
・効き目が強くない
・粉末なので水に溶かす必要がある
効き目が強くないのは、環境にやさしいことの裏返し、粉末であるために少量で済むことの裏返しということなので、デメリットよりもメリットの方が上回ると考えています。
それでは早速、ナチュラルクリーニングとしてオススメの洗剤3つをご紹介します。
ナチュラルクリーニングで使える、常備しておきたい洗剤3選
ナチュラルクリーニングで使えるオススメ3選は、こちらです。
- クエン酸
- 酸素系漂白剤
- 重曹
他にも、セスキ炭酸ソーダがありますが、重曹でまかなえるのでなくても大丈夫です。
ちなみに、重曹もセスキ炭酸ソーダもアルカリ性のため、酸性の汚れにぴったりですがセスキ炭酸ソーダの方がアルカリ度が強めです。
クエン酸
クエン酸とは……。
クエン酸(クエンさん、枸櫞酸、英: citric acid)は、柑橘類などに含まれる有機化合物で、ヒドロキシ酸のひとつである。爽やかな酸味を持つことから食品添加物として多用される。枸櫞とは漢名でマルブシュカン(シトロン)を指す。
Wikipedia クエン酸
クエン酸の「クエン」は、てっきり英語かと思っていたら、「枸櫞」でクエンと読む日本語でした。
さて、私のクエン酸の用途は以下の通りです。
クエン酸の用途:
1. 洗濯時の柔軟剤
2. 鏡のウロコ取り
3. カルキ汚れ掃除
3つの用途を次で詳しくご紹介しますね。
まず1つ目の「洗濯時の柔軟剤」ですが、かれこれ8年くらい柔軟剤として活躍しています。
クエン酸を柔軟剤として使用するまでは、通常の衣類用柔軟剤 (ファーファ 濃縮柔軟剤 ドバイ オリエンタルムスクの香り) を使用していたこともあるのですが、洗濯槽がドロドロになるのと、香りが強いのが気になっていたところ、クエン酸が柔軟剤として使えるということを知り、それ以来愛用しています。
使い方は、通常の柔軟剤と同じように、洗濯機の柔軟剤入れに小さじ1ほどを入れて、水に溶かすだけです。
注意:粉末のままだと溶け残ることがあるので、必ず水に溶かしましょう。
実は「水に溶かすこと」を知ったのは最近です。その通りに実践したところ、持っているタオルの中で一番硬かったタオルが、わずかながら柔らかくなりました。
粉末のままでも効果はあるはずですが、水に溶かすと100%のパワーを発揮してくれます。
クエン酸を柔軟剤として使うことのメリットは、以下の3つです。
- 少量で済む
- 香りがつかない (無香料)
- 洗濯槽がドロドロしない
柔軟剤が小さじ1ほどで済むことはあまりないと思うので、少量で効果を発揮してくれる点は嬉しいです。
また、市販の柔軟剤はどれも香りが強すぎて苦手……という方には、無香料である点がオススメです。さらに、市販の柔軟剤だと溶け残った成分が洗濯槽に付着してドロドロになりますが、クエン酸ならドロドロは発生しません。
また、用途の2つ目・3つ目の「鏡のウロコ取り」、「カルキ汚れ掃除」については、実は私ではなく、家事代行スタッフさんに活用してもらっていて、これからもお願いしようと思うので常備しておく予定です。
なお、クエン酸を使って、ウロコ取りをした結果は以下の通りです。
家事代行サービスを利用したときの体験は、以下の記事でまとめました。よろしければどうぞ。
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家事代行CaSy (カジー)の体験談|ビフォー・アフターの画像つき
続きを見る
ウロコ取りもカルキ汚れも長い間放置すると、1度では取り切れないため、定期的にお掃除するのがよいようです。
自分ではなかなかできないので、家事代行サービスを活用中です。
酸素系漂白剤
2番目は酸素系漂白剤です。
酸素系漂白剤の用途:
1. 衣類の漂白
2. マグボトルの洗浄
3. 排水口の掃除
私の洗濯回数は週2回なのですが、それだと、たまにタオルが雑巾のようなニオイを放つときがあります。
そうなったら、酸素系漂白剤の出番です。
手順は以下の通りです。
- 洗濯ものを洗濯機に入れ、スイッチON
- 水量が分かったら、一時停止
- お風呂場からシャワーヘッドを伸ばしてきて (洗面器を使うとこぼさなくて済むよ)、50度のお湯を入れる
- 2. で確認した水量までお湯をためる
- 洗面器に、酸素系漂白剤と洗剤をよく溶かして洗濯槽に入れる
- 一時停止解除して洗濯スタート
水温50度くらいなので滅菌ができますし、酸素系漂白剤の効果で汚れはもちろん、ニオイも取り去ってくれます。
また、用途2つめのマグボトルの洗浄については、衣類の漂白と同じように50度のお湯を使います。
- 小さじ半分ほどの酸素系漂白剤をマグボトルに投入
- 50度のお湯をマグボトルに注いで30分~1時間放置
- きれいになったのを確認して、よくすすぐ
私は基本白湯を飲んでいますが、たまに紅茶やお茶を飲むことがあるので、少しずつ茶渋がついてしまいます。
酸素系漂白剤を使用して漂白をすると、本来のステンレスの色に戻るので、とてもスッキリしますよ。
茶渋は酸素系の汚れなので、アルカリ性の酸素系漂白剤が効果ありです。
3つ目の用途の「排水口の掃除」は、あまり排水口に触れずに掃除したいときにオススメです。
- 排水口のフタやゴミ受けを外す
- 50度のお湯をしばらく流し続け、排水口にたまった水の温度を上げる
- 酸素系漂白剤を大さじ2-3くらい投入する
- 粉末が溶けるように少しお湯を流し入れる
- 泡が出るようになったら、1時間ほど放置
- お湯を流してよくすすぐ
今は家事代行サービスを利用しているので、自ら排水口掃除をしなくなりましたが、夏場などニオイが気になるようになったら、この方法でやるつもりです。
重曹
3番目は重曹です。重曹の用途は以下の通りです。
重曹の用途:
・油汚れの掃除
・トイレの脱臭
・入浴剤
重曹は油汚れに効果があるので、ガスコンロや換気扇などに効果があります。
試しに、換気扇の掃除に使ってみましたが、油汚れに振りかけて、汚れとなじませると落ちやすくなります。
step
1換気扇フィルタに重曹をまんべんなく振りかけて放置
本来は、3時間ほど放置するものだそうです。私は20-30分ほどしか放置しませんでした (←効果半減)。
step
2濡らした後、歯ブラシでこすり油汚れとなじませる
step
3お湯でしっかりすすぐ
step
4水気をキッチンペーパーで拭き取り、もとに戻す
放置時間が短かったため完全には取り切れませんでしたが、空気の通りがよくなりました (画像からは全く伝わりませんが……!)。
普通にハウスクリーニングを呼ぶと15,000円ほどかかるので、とりあえずフィルタのみ掃除しようという場合には、重曹を振りかけてみるといいかもしれません。
重曹の用途その2:脱臭効果
重曹には、脱臭効果もあるので、夜寝る前に便器に大さじ1ほどを投入しておくと、翌朝には脱臭された状態になっていていいですよ。
重曹の用途その3:入浴剤
また、入浴剤としても使えます。浴槽に大さじ1ほどを投入してよく混ぜてから入浴します。
重曹を投入すると、肌の角質が取れてスベスベになりますし、浴槽の内側にザラザラとした垢がつくのを防いでくれます。
重曹を入れて入浴したときと、入れずに入浴したときとを比べるとよく分かります。
最後に
合成洗剤は日常生活の中から完全に排除するのは難しいですが、ナチュラルクリーニングを取り入れることで、少しでも環境への影響を減らすことができます。
ナチュラルクリーニングのメリット:
・環境にやさしい
・手が荒れない
・少量で済む
常備しておきたい洗剤3選:
1. クエン酸
2. 酸素系漂白剤
3. 重曹
洗濯は毎週2回しているので、クエン酸の利用頻度は、重曹や酸素系漂白剤よりは高めということと、もう普通の柔軟剤には戻れないので、私の暮らしの中では一番重要な洗剤です (合成洗剤を除く)。
当記事が参考になれば幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。
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