家事代行サービスは、プロによるお掃除なので、以下の3つのメリットがあります。
家事代行のメリット:
・自分でやるよりキレイ
・自分でやるより早い
・自分でやるよりキレイが長持ち
加えて、その時間を自分の時間に有効的に活用できるという、便利なサービスです。
私はいまのところ、家事代行サービスを利用した際に、スタッフに何かを破損されたという経験はありません。
が、もしものときのために備えておきたいと考え、主な家事代行サービス3社をピックアップして、損害保険に関する情報を調べてみました。
この記事は、以下の方向けです:
・これから家事代行サービスを利用を検討している方
・家事代行サービスの損害保険について気になっている方
各家事代行サービスの損害保険に関する比較
まずは、家事代行サービスのカジー、タスカジ、キャットハンドの3社をピックアップして、損害保険に関する情報を整理してみました。
カジー【CaSy】 | 【タスカジ】 | 【家事代行サービスのキャットハンド】 | ||
ビジネスモデル | CtoBtoC (個人⇒企業⇒個人) |
CtoC (個人⇒個人) |
BtoC (企業⇒個人) |
|
損害保険加入 | あり | あり | あり | |
補償するのは | 損害保険とスタッフ | 損害保険とスタッフ | 損害保険 | |
補償金額 | 損害保険 | 補償範囲内 (3,000円を超えた分を除く) | 補償範囲内 (保険免責分を除く) | 補償範囲内 |
スタッフ | 最大3,000円 | 最大3万円 (保険免責分) |
スタッフの負担なし |
|
最大補償金額 | 記載なし | ・対物1000万円 ・対人1億円 |
記載なし | |
補償金額の支払い方 | 以下3つから選択 ・振込 ・ギフト券 ・未来のサービス代金と相殺 |
・振込 ※ただし、少額の場合はクーポンコード |
記載なし | |
損害保険会社 | 記載なし | 記載なし | 日新火災海上保険 |
カジーの損害保険
カジーでは、CtoBtoCというビジネスモデルを採用しています。
- CはConsumer、つまりスタッフ個人
- CはConsumer、つまりスタッフ個人
- BはBusiness、つまり企業
スタッフと利用者の間に、カジーという企業が間に入って、両者をつないでいるイメージですね。
ですので、タスカジのCtoC (個人⇒個人の契約) よりは会社が関わっていて、キャットハンドのBtoC(企業⇒個人の契約) よりは会社の関わりが薄いということです。
物損が起きたときの補償は、スタッフが最大3,000円、カジーが3,000円を超えた分とされています。(参照:家政婦・家事代行でトラブルがあったら賠償責任はどこに?トラブルの回避方法は?)
また、物損が起こった際の手順としては、発生日から7日以内にサポートへ連絡することとなっています。(CaSyサービスガイドより)
物損が起こった時のご対応
物損が起こった時のご対応 (CaSyサービスガイド)
キャストが意図せずお客様のお宅の大切なお品物・家具、お家を傷つけてしまった際は、発生日から7日以内に本部サポートまでご報告をくださいませ。
※7日以内に損害の内容を報告いただけなかった場合は賠償対象外となりますのでご注意ください。
カジーへの問い合わせは通常、問い合わせフォームから行うのですが、キャストとのトラブルや物損に関することに限り、電話サポートが用意されています。
以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければこちらもご覧ください。
-
家事代行CaSy (カジー) の問い合わせ先とは|電話?メール?
続きを見る
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タスカジの損害保険
タスカジは、CtoCで個人間契約となっていて、間に運営会社が入りません。(参照:タスカジを初めて利用します。注意しなくてはいけない点はありますか?)
なので基本的にはトラブルは、利用者とスタッフで解決することを求められています。
CtoC(個人間契約)でリーズナブルに利用できる利点がある一方、間に入る業者がいないことで、依頼者・タスカジさん間でのトラブル時には、原則2者間で解決することになります。
タスカジを初めて利用します。注意しなくてはいけない点はありますか?
(中略)
破損が発生した場合は、当事者間で直接やりとりして解決する(示談)ことも可能です。
依頼者様・タスカジさんが希望される場合は、損害賠償保険をご利用いただけます。
また、物損が起こった際の手順としては、少しカジーより複雑です。(参照:損害賠償保険について教えてください。)
- 依頼者からスタッフへ破損について確認
- 依頼者から事務局へ連絡 (発生から7日以内)⇒申請フォームが通知される
- サポートセンターから、スタッフへ事実確認
- 依頼者から修理代金の見積もりをメーカーや修理業者へ依頼
- 申請フォームに必要事項を記入
- (必要に応じて) 追加書類を提出
- 査定結果と補償額が通知される
- 指定口座へ入金 (スタッフ補償分と保険会社補償分は別々に振込)
- 修理や買い替えの手配
CtoCのビジネスモデルであるためか、依頼者 (=利用者) の手間が多いと感じます。
タスカジのサービスについては、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもどうぞ。
-
家事代行タスカジの5つのメリット【他社とは違うシステムとは?】
続きを見る
キャットハンドの損害保険
キャットハンドは、BtoC (企業⇒個人) のビジネスモデルです。
スタッフと利用者へトラブル対応を求めることはせず、「トラブル解決に向けて迅速に対応いたします」と明言している点は、利用者としてとても安心できます。(参照:安心と安全、迅速なトラブル対応)
また、損害保険については、損害保険に加入していることやスタッフが自分で補償することはない、と明記されています。(参照:キャットハンドの求人/アルバイト募集情報)
Q: お客様の物品を壊してしまったらどうしようと不安です。
キャットハンドの求人/アルバイト募集情報
A: うっかり壊してしまうことは誰にでもあるので心配なさらないでください。また自分で弁償するなんてこともありません。万が一の場合にも対応できるよう損害保険へ加入しておりますのでご安心ください。
スタッフの負担がないというのは、他2社とは大きく違うポイントですね。
-
家事代行キャットハンドのメリット3選|デメリットも
続きを見る
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家事代行サービスを受けるときに注意すべきこと
ここまで、各社での損害保険による物損発生時の補償の違いをご紹介してきました。
では、物損を含むトラブルを避けるためには、具体的にどんなことをしておいたらいいでしょうか。
ここでは、とても簡単にできるトラブル回避のヒントをご紹介します。
貴重品は退避させておく
一人暮らしだと、財布などの貴重品をその辺にパッと置いてしまいがちです。
家事代行サービスを受けるときには、事前に貴重品はすべて、家事代行スタッフが立ち入らないところに退避させておきましょう。
こうすることで、スタッフにも安心してもらえますし、何より利用者自身が不安にならずに済みます。
われものは退避させておく
普段、何気なく置いてあるものが、家事代行サービスの妨げになるかもしれません。
ですので、家事代行サービスの利用時には、貴重品と同様に、陶器やガラス製品などのわれものは退避させておくのがオススメです。
地震大国日本ですから、揺れによる落下は対策済みかもしれませんが、
- 肘でものを落としてしまった
- 拭き掃除をするのに、どかそうとしたら倒してしまった
など、色々な状況がありえます。
あらかじめ、掃除箇所とは離れた場所に退避しておくのがいいでしょう。
私は、一輪挿しの花瓶 ((以下の画像を参照=左側) や、白磁コップ ((以下の画像を参照=右側) をあらかじめ退避させました。
全く高価なものではありませんが、高い安いに関わらず、破損を防ぐことが大事です。
双方向に十分なコミュニケーションをはかる
気になる汚れや、触れてほしくないところは、利用者からスタッフへ事前に伝えておきます。
さらに、スタッフに「気になることがあれば声をかけてください」と一言伝えておくと、迷ったときに強引に作業を続けずに、利用者に質問してもらうことができます。
また、スタッフが不注意でものを壊してしまったとしても、利用者に伝えにくい雰囲気を作らないのもポイントです。
家事代行サービスの損害保険まとめ
3社の家事代行サービス (カジー、タスカジ、キャットハンド) の損害保険に関する情報をご紹介しました。
それぞれのビジネスモデル (CtoBtoC、CtoC、BtoC) によって、損害保険と一言でいっても、補償のやり方、誰が補償するのか、手順など、さまざまであることが分かりました。
また、物損などのトラブルは避けられるに越したことはありません。
- 貴重品は退避
- われものも退避
- 双方向のコミュニケーション
で、打てる策は打っておきましょう。
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3社の家事代行サービスを比較してみた|オススメはCaSy (カジー)
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