家事代行サービスには、利用者とスタッフのマッチングという意味において、2種類あるのをご存じですか。
それは以下の2つです。
- 利用者とスタッフが、プラットフォーム上で マッチングするシステム (=マッチング型)
- 運営会社が間に入って、スタッフを手動で選定し、利用者に派遣するシステム (=派遣型)
前者は、人の手を介さないので、比較的安価であるというメリットが、
後者は、人の手を介してマッチングさせるため、柔軟な対応をしてもらえるというメリットがあります。
いずれの場合でも、家事代行のスタッフは実際に来てもらわないとどんな人かは分からないという点は共通していますが、スタッフを選ぶ際の重要なポイント3つについてご紹介したいと思います。
スタッフ選定に関する各社の違い
初めに、以下3社を例に挙げて比較してみたいと思います。
- カジー
- タスカジ
- キャットハンド
家事代行スタッフとしてどんな条件が指定できるのでしょうか。
カジー
まずはカジー【CaSy】 です。
カジーは、利用者とスタッフがシステム上でマッチングするプラットフォーム上に成り立っています。
利用者がカジー【CaSy】 のマイページにログイン後、家事代行サービスの依頼をする際、スタッフについて指定できる項目はスタッフの性別のみです (以下の3択)。
- 性別は問わない
- 女性希望
- 男性希望
カジーの家事代行を依頼する画面では、以下のように表示されます。
残念ながら、他の条件は指定することができません。
ですので、家事代行サービスを依頼を送信した後は、スタッフが決定するのを待つのみとなっています。
また、スタッフが決定した後は、スタッフの情報として以下の3点を確認することができます。
- 性別
- 家事歴の年数
- お客様へのメッセージ
また、家事代行サービス終了後には、そのスタッフの評価をすることができます。
もし、何か運営会社に伝えたいことがある場合は、お問い合わせフォームを利用するのがよいでしょう。ただし、次回以降のスタッフの条件を指定する機能はありません。
カジーの場合は、スタッフを指名できるオプションがあるのですが、もう少しスタッフの条件が柔軟に指定できるといいなぁと思います。
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一度お伺いしたことのあるキャストであれば、指名することができます。
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タスカジ
次は【タスカジ】 です。
タスカジのマイページにログインした後、検索時に条件を指定することができます。
検索時に指定できる、スタッフに関する条件は以下の3点です。
- 資格カテゴリ
- 言語
- 性別
実際の画面では、以下のように表示されます。(以下の画像を参照)
さらに、各スタッフのプロフィールページに飛ぶことで、以下の項目を確認することができます。
- 年代
- 性別
- 言語
- 出身国
- 最寄り駅
- 最寄り駅への交通手段
- 家事代行年数
- 家事年数
- 資格
- 他言語
実際の画面では、以下のように表示されます。(以下の画像を参照)
この人にしよう!というスタッフが決まったら、そのスタッフのプロフィールページから、家事代行の依頼をすることができます。
タスカジの場合は、検索画面とプロフィールページで、要望にあったスタッフを選択できるので、とても自由度が高いと言えます。
その反面、スタッフ間の競争が激しいとも言えるでしょう。
キャットハンド
最後にキャットハンドです。
キャットハンドは、上記のカジーやタスカジとは異なり、利用者とスタッフの間に運営会社が入っているスタイルです。
流れとしては、
- 利用者がウェブから申し込みをする
- 運営会社から利用者へ折り返しの電話をする (利用者に要望などをヒアリング)
- 運営会社にてスタッフを選定し、利用者へ連絡する
となります。
ステップ1の申し込みについてですが、ウェブの申し込みフォームには、スタッフについての要望を入力する箇所はありません。
その代わり、ステップ2の折り返しの電話で、要望を担当者へ伝えることが可能です。
さらに、サービスを受けた後にプランナーから電話でサービスについての感想を求められますので、その際にスタッフについての感想や気になった点を伝える機会があります。
次回利用時のスタッフ選定の際に考慮してくれるので、カジーよりは自由度が高く、タスカジよりは自由度が低いと言えそうです。
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スタッフの選び方のポイント3選
カジー、タスカジ、キャットハンドの3社で、それぞれ特長があることがお分かりいただけたと思います。
カジーの場合は、家事代行サービス依頼時もサービス後も、スタッフに対する希望条件を反映してもらう機能や機会がありません。
一方で、タスカジやキャットハンドは、家事代行サービス依頼時かサービス終了後かは別にして、スタッフに対する希望条件を指定または伝達できる機会があります。
続いて、以下のセクションにて、スタッフの条件を指定することができる場合や、後からスタッフの条件を運営会社に伝えるときなどに役立つ、スタッフの選び方のポイント3つを挙げました。
その1:性別
1つ目は性別です。
家事代行スタッフのほとんどが女性といわれています。
私は、家事の得意・不得意に性別は関係ないと考えています。
ですので、家の中をキレイにしてくれるのなら男性でも女性でもどっちでもいい、と言いたいところではありますが、男性に見られたくないものも家の中にはあるわけです。
そういった意味では、同性を選択したいと考えています。
逆に、水回りなどの作業ではなく、重いものを移動させるなどの力仕事を依頼するのであれば、女性ではなく男性に依頼したいと考えます。
その2:年齢
2つ目は年齢です。
「期待通りのお掃除をしてくれるのであれば、年齢なんて関係ない!」と言いたいところなのですが、正直に言うと、私は40代くらいまでのスタッフにお願いしたいなぁと思っています。
以前、スタッフの年齢の希望を特に伝えずに、家事代行サービスを受けたところ「あれ?」と思ったことがありました。
それは、掃除後に以下のことに気付いたためです。
- 床の上に、髪の毛が落ちている
- 排水口の中に、髪の毛が残っている
- 洗面ボウルの中に、ホコリが積もっている
メガネをしていらしたので、視力がよいわけではなさそうでしたが、気が付いてほしかったなぁ……と思いました。
でも、視力というのは、どうがんばっても改善するものではないので、スタッフを選ぶときに年齢は考慮した方がいいのかもしれない、と思った出来事でした。
私も40代なので、視力の衰えは感じていて、これはどうにかなるものではないと実感しています。
あと、体力の問題もありますね。
訪問のための移動にかなり時間がかかるといった場合や、夏場の暑い時期の場合だと、50代・60代の方だと、訪問先に到着するまでが一仕事になってしまい、掃除どころではなくなった、なんていうこともありえない話ではありません。
もちろん、日中の暑い時間をさけるなどの配慮は必要ですが、リスクは避けるのが無難かなと考えています。
その3:お掃除スキル
最後に、お掃除スキルです。
洗剤や掃除道具についての知識は、一般レベルよりは高いレベルの人がいいですね。
これも私の経験の話になりますが、
家事代行サービスを受けたときに、「カルキ汚れはクエン酸が効きますか?」とスタッフさんに伺ったところ、
「そうですね。何パーセントの溶液にするかはネットで調べないと分かりませんが……」と言われたことがあります。
私は市販の洗剤よりもクエン酸や重曹を使ってお掃除したい (してほしい) と考えているので、クエン酸や重曹を常備しているのですが、このスタッフさんだと、クエン酸は使ってもらえそうにないな、と残念に思ったことがありました。
こればっかりは実際に掃除をしてもらったときではないと気付くことができませんが、この方に再び依頼することはないかも、と感じました。
ただし、次回、同じ会社の家事代行サービスを利用するとしたら、「クエン酸の使い方が分かるスタッフ」といった観点で依頼しようかなと思います。
家事代行スタッフの選び方のポイント3選まとめ
当記事では、家事代行スタッフを選ぶときのポイントをまとめました。
ポイントとしては以下の3つです。
- 性別
- 年齢
- お掃除スキル
スタッフの条件を指定できるときも、できないときも、実際に家事代行サービスを受けるまでは、スタッフがどんな人かは分からない、というのが本当のところだと思います。
実際にサービスを受けてみて、フィードバックを伝えて改善が期待できそうならば、引き続き同じ方に依頼するのがよいと思いますし、改善が難しそうなもの (体力的なもの) は、思い切って違う方を選択するのがよいでしょう。
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